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今回はジャック・バウアの強い味方となるパーマ―大統領についてだ。24はシリーズが長いのだが、物語的にはパーマ―上院議員暗殺という、大統領予備選の日に起きた24時間がシーズン1となる。
パーマ―はその時は上院議員だったのが、予備選の結果次第では時期、大統領候補だった。そのため、ある組織から命を狙われる。CTUはパーマ―上院議員の暗殺を阻止しようと捜査を始める。ジャック・バウア捜査官もその一人だった。 このシーズン1でジャックに命を何度も助けられて、パーマ―はジャックに多大な信頼を寄せる。これがシーズン2やシーズン3でジャックがピンチの時に、大統領が何とか助けてくれることに繋がる。 だが、その最強のカードも、シーズン5で使えなくなる。パーマ―大統領が暗殺されるのだ。こうして、ジャックの良き理解者は皆死んでいく。オードリーの父が娘をやれないといった意味はここにある。ジャックは最後の最後で恋人を見つけるのだが、それもまた悲しい別れで終わる。 PR |
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24のCTUには良くスパイが紛れ込んでいる。テロ対策ユニットの人材の身元調査はしっかり行われるはずなのだが、どうも簡単に上からの命令で職員を内部に入れるようだ。つまり、本当の裏切りものはもっと上に存在していて、いつも事件を裏で操っていることになる。それがわかるのがシーズン7ぐらいなのだが、ジャック・バウアは裏切り者を見つけたら逮捕して、尋問をする。
いつも切羽詰まっているので、裏切り者は弁護士が来るまで何も話さないとか、司法取引で大統領の恩赦を要求とか、大物犯罪者は捕まっても結構、裏で逃げられるようになっているのかと思うぐらいだ。ジャックは手っ取り早く情報を聞き出すために、裏切りものには容赦なく、物理的な苦痛を与えていく。 しかし、毎回、この行為は上は快く思わないようで、ジャックには尋問をさせるなと邪魔される始末。 たいていのシリーズでは、アメリカ国民の命が人質にされているため、ジャックは罪もないアメリカ国民を守るためなら手段を選ばない。 次回はジャックの強い味方となる「パーマー大統領」を紹介しよう。 |
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前回はジャック・バウアーをサポートするCTUの情報分析官の話を途中までした。今回はその続きからやっていこう。新たな証拠となるパソコン、ICチップなどが見つかれば、それを持ち帰るか、画像をCTUに送って「証拠の分析」が始まる。
証拠の分析 しかし、この証拠の分析はたいてい一筋縄では行かない。相手も自分たちの計画を巧妙に隠蔽しており、そこには何十ものパスコードや認証などが求められる。それを情報分析官が様々な方法で解析していくのだが、大抵、見つかるとヤバイデータは解析に時間がかかる。 そして、そのデータを消すために、内部の裏切り者が不審な行動を取る。そのうち見つかって逮捕。尋問にかけられる。時にはCTUそのものに強力なウイルスやワームを送り込んだり、襲撃したりと、CTUは内部から敵が侵入するばかりか、相手組織のターゲットにもなりやすい。 そうした中でジャック・バウアが一人、事件解決に動いたりして窮地を救う。情報分析官は証拠のデータが見つかればジャックの携帯電話に送る。『24』を見ているとどのように証拠を集めて行くのかの行程がよくわかる。最初はわずかな手がかりからのテロ計画と名前だけで相手を捜すといった感じだ。 次回は裏切り者に焦点を当てよう。 |
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いくら、ジャック・バウアが最強だからといって、アメリカでテロを実行するような大規模組織と一人で戦うと勝ち目はない。また、犯人がどこにいるかの手がかりもジャック・バウア一人で掴むのは難しい。そこには頼れるサポートが必要だ。
そこで登場するのが情報分析官の『クロエ・オブ・ライアン』なのだが、彼女の紹介は後回しにして、今回はこのクロエを含む情報分析官のサポートについてだ。彼女らは、最新のハイテク機器を使い、後方支援にまわる。 犯人の追跡 CTUは最初に24時間以内のどこどこで、テロ計画があるという情報を掴んでくる。その情報はどこから出てくるのかは毎回違うのだが、まずはその情報の信憑性が問われる。それが本当だとすれば、その犯人を捜すためにテロ対策ユニット『CTU』が捜査に乗り出すことになる。 犯人らしき人物を特定したら、車やたまにへりで追うのが基本だ。そこには交通局のカメラを使い、人工衛星を駆使して、犯人の車両を追跡する。見つかることはまずない。後ろから尾行に気付かれる距離にはいないからだ。1キロ、2キロ後ろにいるのが基本。 しかし、それでも気付かれることがある。CTU内に犯人グループに手を貸す人物がいたときだ。24ではこの手の方法はよく使われる。突然、犯人が尾行に気付いたときは、たいてい、裏切り者が紛れ込んでいる。 犯人を追跡して、見事アジトまでついたら、後は主力ユニットを送り込んで制圧する。たいていは銃撃戦となる。そして、新たな証拠のパソコン、ICチップなどが見つかる。それを持ち帰るか、画像をCTUに送ってという感じで『証拠の分析』が開始される。 次回はここから書いていこう。 |
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海外ドラマ『24』の魅力は、豊富なアクションシーン、息もつかせぬ物語構成、登場人物の迫真の演技など様々だが、ここでは主人公、ジャック・バウアの「決断力」について語りたい。
ジャックは迷わない。自分が正解だと思ったことは、上司や、政府関係者、大統領の命令でさえも逆らい、テロを防ぐために奔走する。それは、「CTU」捜査官として経験が生きているからだろう。一瞬の気の迷いが、自分自身や仲間を危険にさらすことを十分に熟知しているからだ。 しかし、ジャックはテロを未然に防ぐことや、家族や恋人を守るためなら、どんな手段でも使う。時には非道とも思える手段でもだ。そうした手段によって、上層部が目を付けられて、事件の捜査中なのに様々なサポートの制限を受けてしまう。それが物語をより面白くする要素となるわけだが、どんなときでも最終的にはジャックの決断が正しい。そして、はっきりと大統領にさえいいきる。大統領の判断が間違っていると。 ジャックの決断力の早さと観察力はシーズンが進むにつれて加速していく。 わずか数秒で得た新たな情報で危険を察知して、護衛対象をとっさに守るなど、やることは人間業とは思えないことも平気でやってのける。 ジャック・バウアの信念は大統領の忠誠にあるわけではなく、自分が正しいと思ったことに発揮するといっていい。彼はアメリカのために戦いながらも、そのアメリカに裏切られることもある。しかし、その正義を貫く決断力がジャックを最終的に生かすことになる。 |
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